PHP はソースコードからインストールできますが、apk パッケージマネージャを使う Alpine Linux とその派生ディストリビューションでは、 パッケージからインストールすることもできます。
サードパーティによるビルドは非公式であり、PHP プロジェクトによって 直接サポートされません。発生したバグは、 » 公式ダウンロードページ からのビルドで再現できなければ、非公式ビルドの提供元に報告してください。
パッケージは apk パッケージマネージャでインストールできます。
Alpine Linux の PHP パッケージは、名前にメジャーバージョン番号を含みます
(例: PHP 8.3 なら php83)。以下の例では、83
を、お使いの Alpine Linux のリリースで利用できる PHP のバージョンに読み替えてください。
パッケージをインストールする前に、apk update を実行して、 パッケージインデックスが最新であることを確認してください。
例1 Alpine インストールの例
# apk add php83
Alpine は、Web サーバー用の PHP の設定を自動的には行いません。
FastCGI 構成の場合は、php83-fpm をインストールし、
OpenRC サービス php-fpm83 を有効にします
(パッケージ名とサービス名とで、バージョン番号の付く位置が異なる点に注意してください)。
たとえば、次のようにします。
例2 PHP-FPM の有効化と起動
# apk add php83-fpm # rc-update add php-fpm83 default # rc-service php-fpm83 start
ベースパッケージでインストールされるのは、コアの拡張モジュールだけです。 追加の拡張モジュール、たとえば MySQL, cURL, GD, など は、個別のパッケージとしてインストールできます。
例3 利用可能な PHP パッケージを検索する
# apk search php83
パッケージの一覧には、CLI や FPM のほか、多くの拡張モジュールが含まれています。 拡張モジュールをインストールすると、その依存関係は自動的に解決されます。
例4 PHP と MySQL、GD のインストール
# apk add php83-mysqli php83-gd
拡張モジュールはインストール時に自動的に有効になるので、php.ini を手動で編集する必要はありません。設定ファイルは /etc/php83/conf.d/ に置かれます。 新しい拡張モジュールをインストールしたあとは、変更を反映するために PHP-FPM (もしくは Web サーバー) を再起動する必要があります。